インテリア術子育て風水

ヨーロッパに学ぶとびきり可愛い子ども部屋にするヒント

(フジワラユカ/コンテンポラリー風水コンサルタント)
海外のインテリア雑誌には、子ども部屋に特化した雑誌も多く、うっとりするような可愛いお部屋の写真がたくさん掲載されています。見るだけで気分が上がるその空間の愛らしさは絶大!憧れるだけでなく、ぜひその要素を取り入れてみましょう。

私は風水コンサルタントですが、風水の観点からもこうした可愛い海外の子ども部屋を高く評価しています。一方、近代日本の住空間はどうでしょうか。学校や病院、職場などの空間のレイアウトをみると、均一なパターンが多いですよね。全体的にグレーっぽいというか…。彩りも抑制的なため、ワクワクする感じはおきません。こうした空間では集団をコントロールするには合理的かもしれませんが、没個性で保守的な傾向を生んでしまうため、個性を輝かせる空間とは言えません。

お子さんの可能性は無限大。とびきり可愛い海外のインテリアとしてお手本にしたい、北欧、フランス、東欧の子ども部屋から、お子さんの可能性を伸ばすインテリアについて考えてみたいと思います。

個性・多様性・自己肯定感を育む環境を大事につくりましょう

子ども部屋は適当でよい、は大間違い!私たち人間は小さいころから空間の状況に影響されていきます。その空間が好ましいものであればあるほど、その人に味方をしていきます。小さいからまだわからないし適当でよいのではないかというのは大間違い。無垢な感性がある子どもたちは、空間から多くのメッセージやフレーバーを吸収しています。

ですから愛情をもって世界観のある空間を作っていただきたいと思っています。以下に紹介する、北欧、フランス、東欧のインテリアはそのテイストの人気もありますが、子どもの成長にとっても素晴らしい点が多々あります。世界観や価値観も真似してみたいポイントの一つです。
 

  1. 北欧の子ども部屋の特徴
  2. フランスの子ども部屋の特徴
  3. 東欧の子ども部屋の特徴

順に説明していきます。

1.北欧の子ども部屋の特徴

北欧スタイルはIKEAの登場もあって一気に定着しましたね。スカンジナビア風のデザインといえば、白をベースにしたシンプルデザイン。アクセントで観葉植物や小さなイミテーショングリーンを組み合わせるのも北欧スタイルでしょうか。

実際に北欧の子ども部屋のインテリアも、色は白をベースに、パステルトーン、ペールトーンのカラーが使われます。ノルウェー、スウェーデン、フィンランドなど高緯度の北欧の国々は季節によって太陽光の届き具体が違います。夏は白夜、冬は日中が短く夕方のような景色が続く環境において、白やパステルトーンが明るさを補っていると言えます。白やパステルはやさしい色味であるととともに、風水においては才能に関係するカラーです。

もう一つの子ども部屋の特徴は、「森」「動物」のシンボル。森がくらしに身近であること、また、森には妖精などが住むと考えられている神秘性などもインテリアに反映されています。そのため、子ども部屋には森のモチーフ、動物のモチーフが多く、動物は擬人化されているものが多いのが特徴です。顔がしっかり描かれている表現。リサ・ラーソンなどもまさにそうですよね。子どもにとっては森の動物は友だちのような存在として実在している。そんな世界観を作り出しています。やさしく子どもの内面世界を広げていく空間づくりは、北欧の子ども部屋をヒントに。

2.フランスの子ども部屋の特徴

フランスの子ども部屋の1番の特徴は、古いものと新しいものの組み合わせでしょうか。古いものというのは、アンティークやクラッシックな一品だけでなく、不用品などをお父さんたちが拾ってきてリサイクルするのも日常的。こうしたDIYを「ブリコラージュ」と呼びます。寄せ集めという意味だそうです。例えば小学校で使われている椅子と机を拾ってきて、ペイントして子ども部屋に配置するなど。そこにカラフルなラグや壁紙を組み合わせたりしていきます。また、ブリコラージュするものとして多いのが子どもの収納棚。これは「所有」の概念を大人が子どもに伝える大きな意味もあります。「あなたにとって大事なものは何?」を考えさせるしかけにもなっていくことでしょう。とても素敵なカルチャーですよね。

またブリコラージュというフランス流のDIYでは、プラスチック製品をあまり使いません。風水においてプラスチックは自然界のエレメントには含まれないため、できれば多用してほしくない素材です。その点においてもフランスのブリコラージュはすばらしいですね。

子ども部屋に用いる壁紙や布などは、北欧のような擬人化された動物よりも「愛」とか「物語」をモチーフにしたものが多いです。フランス文学、フランス映画、フランス哲学などがさかんなのはこのようなところから来るのかもしれません。「物語」を空間に配してみるというのもヒントになりそうです。

3.東欧の子ども部屋の特徴

最後は東欧です。ブルガリアやポーランドなど、今では民主化している国々もお部屋にはかつての社会主義の時代の名残が見られます。日本人からすると、キュートでレトロなテイストが非常に可愛らしくうつります。特徴としては、伝統や手作りのあたたかさ、丁寧なくらしを大事にしていることが挙げられます。社会主義の時代には物資が自由に手に入らなかったため、ものを大事に使うこと、手作りできるものはするという習慣が東欧の人のDNAとなり、くらしのテイストになっているのだと思います。

具体的にみていくと、レース、鍵編み、刺繍、レトロ柄や小花柄のプリントなどのアイテムは東欧らしいですね。お子さんのお部屋の窓に刺繍のカーテン、ベッドに鍵編みのクッションやカバーなども可愛いアクセントになりそう。実際におばあちゃんに何か一つ手作りしてもらうのも伝統や手作りのあたたかさを空間にもたらす上で効果的です。

また東欧の家は、家具を新調しづらい分、壁の色をよく塗り替えて雰囲気を変える工夫をしていました。そして、お部屋の印象を明るくする色を選ぶのが東欧的。日本で真似をするためには、暖色系の壁紙(貼ってはがせるもの)を活用するとよいと思います。お子さんの成長にあわせて模様替えに使ってみて。合わせて照明を目線の高さやテーブルの高さなどにいくつか配置してみると、
あったか可愛い!印象の子ども部屋に。ぜひヒントにしてみてください。

いかがでしたでしょうか。
とびきり可愛い子ども部屋にするヒントはたくさんありそうですよね。くらしが導く「美しさ」というのは、自然や伝統に対し尊敬の念がベースにあるように感じます。それはまさしく風水の思想にも通じるものがあります。ご参考になりましたら幸いです。

(風水コンサルタント フジワラユカ)