お部屋のリフォーム風水「よいエネルギーを呼び込む室内デザイン」

ライフステージ

(記事:フジワラユカ/コンテンポラリー風水コンサルタント)

もしもお部屋をリフォームするなら、風水のことも頭にいれておくとよいでしょう。どのようなお宅においても、風水を調整することはもちろん可能ですが、家のデザインにメリットが大きければ、住む人にとって大きな味方になっていくはずです。
とくに風水は家の中を流れるエネルギーに着目していきます。上手にリフォームをすることで、「部屋の中の気が変わった!」「居心地がよくなった!」と誰しもが感じられるようにすることができますよ。
デザイナーさんや施工業者の方と間取りを相談するときの一つの知恵として、以下の内容をご参考になさってみてください。家は自分の拡張です。ご自身や大事なご家族のために、楽しみながらプランを練ってみてください。

やわらかに風が行き渡る間取りの家にはよい気が満ちやすい

通勤ラッッシュの駅のホームを思いだしてみてください。直線的に急ぎ足に歩む人が行き交う細長い空間では、ぶつかりそうで怖いと感じることがありませんか?朝のラッシュの駅のホームには、やや攻撃的で殺気立つようなエネルギーが時折流れており、緊張感が生まれています。
部屋の中においても、空間のデザインによっては類似した現象がおきています。直線的で早いエネルギーが常時流れている場所があると、そこは忙しく安らげない場所になってしまうかもしれません。反対に、やわらかくやさしいエネルギーが流れている空間であれば平穏で心地よい体感がやってきます。この差はとても大きいのです。

玄関ドアから直線上に大きな窓がないようにする
玄関のドアを開けると突風が流れるお宅は、浪費が多かったり、お金が流れ出てしまうと言われています。それは、家の構造上、早くて攻撃的な性質のエネルギーが流れているからだと言えます。玄関のドアのまっすぐ先に、大きな窓がないようにすることは大切です。
玄関ドアをあけると、正面には壁があり、そこに花やアートが配置できると大変よいと思います。玄関から廊下が伸びる場合には、つきあたりにドアを設置しておきましょう。入り口から入ってきたエネルギーが奥の窓に直進しないように。

間取りの中央部分には、水場や階段を配置しないほうがいい
浴室、トイレ、キッチンなど、水場が家の中心部分を占有するような間取りは、ユニークですがあまりおすすめではありません。家の中央は、大地のように見晴らしがよい状態に保つことが家の運気を高めるために重要だからです。
家のセンターには「土」のエネルギーを施すことが好ましく、それにより、地に足をつけた生き方がサポートされるだけでなく、あらゆる人生の豊かさを家のすみずみまで運ぶ手助けにもなってくれます。家の中心部には、「水場」だけでなく、重たいもの、上下に動くもの、例えば階段やエレベーターなどもあまり好ましくありません。なぜだか不安定な感じが続いてしまう…といった場合、このようなケースであることも。家の中央部は広々と水平な印象の空間にして、安定感をもたらす家の中心部を演出してみてください。

梁や柱の欠点を解消し、曲線的な動線をつくる
天井から重たくもたげる梁や、角がシャープな柱などは、身体に与える影響も少なくありません。とくに無防備な状態で寝ているときに梁や柱の角の影響で頭痛や体の痛みなどを感じてしまうこともあります。リフォームをする機会に、こうしたデメリットを解消すべく相談してみてください。
梁や柱は影をつくるため、滞った陰の気も作ってしまいます。できるだけフラットに。もしも柱が必要な場合は、できるだけ角がないよう曲線的なデザインにするとよいと思います。止むを得ない場合は、照明の力で陰の気を飛ばすことも可能です。明るくやわらかい空間にするにはどうしたらよいか相談してみましょう。

必要以上の収納をつくらず、居室のスペースをしっかり確保

たっぷり収納ときくとよいように感じますが、多すぎる収納によってせっかくの生活スペースが窮屈になってしまってはもともこもありません。不要なモノたちがお部屋のよい場所を占有してしまわぬよう、ご自身やご家族が快適に過ごす空間を優先してデザインを考えてみましょう。

ベッドの配置がベストになるよう部屋のスペースを事前に計算する

寝室はもっとも大切な空間のひとつ。大人の寝室は、ベッドのヘッドボードをしっかりとした壁につけ、左右に均等に空間をつくる配置がベスト。クローゼットを大きくしてしまうと、ご夫婦の寝室が、子ども部屋のように壁をベッドにつけなければ置けなくなることもありますから要注意です。
風水におけるこのベッドのベストな配置は、The Seat of Power(=力の座)と言って、活力を養い、快適で安全を保ち、パートナーシップを豊かにできる配置です。どのようにベッド(布団でも同様)を配置するかを事前に考えておくことは人生の質を豊かにすることにつながっていきます。

リビングや勉強部屋も、空間が見渡せる位置に配置できるかをチェック
ソファや勉強部屋や書斎の椅子は、とりわけ居心地がよい場所に配置することが大切。おすすめの配置は、入り口が視界に入る位置にあり、背後に大きな窓がなく、安心できる壁があるような配置です。座った位置から何がみえるでしょうか。窓辺の風景、美しいアート、観葉植物など、視界に美しいものが入る空間になるようにしていきましょう。
居室のスペースを邪魔しない収納のあり方は、プロに相談しておくとよいと思います。リフォームを機にすでに必要がなくなったものを手放すことも忘れずに。

今使わない部屋はずっと使われない?!
お部屋の数が多い方がよいかもしれない、と頭をよぎるかもしれませんが、そのお部屋、すべて使う用途が明確ですか?私は物置的に使われる運命になった「予備の部屋」をたくさん見てきましたが、そうしたお部屋はエネルギーダウンの元になることが多いです。部屋も活用されてこそ、エネルギーの循環が生まれ気が高まっていきます。
部屋数を増やすよりも、広々とした部屋を自在に活用できるようにしておくほうがよいかもしれません。ライフステージが変わっていく中で住む人の人数も変わっていきますから、複雑な構造にするよりは、エネルギーがめぐりやすいデザインにしておくほうがよりよい循環を保てるのではないかと思います。また、インテリアによってお部屋の印象を変えられますので、間取りはあまり奇を衒わず、素直なほうがよいということもお伝えしておきたいと思います。
いかがでしたでしょうか。次回は、リフォーム風水の続編として、運気を高める内装のリクエストについてお伝えしたいと思います。

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