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新しい住まいにするなら“トイレ”はこうありたい


(記事:フジワラユカ/コンテンポラリー風水コンサルタント)

「運気を高めるにはトイレを掃除すればよいですか?」というのは、よく聞かれる質問です。もちろんトイレだけお掃除をすればよいということにはなりませんが、トイレは不浄なエネルギーが溜まりやすいことから、この場所を綺麗に整えることは風水を整える上で重要であることは間違いありません。
今回は、ただ掃除をすればよいという認識を超えて、長く暮らすことを前提にトイレがどのような機能と空間の美しさを備えておけばよいかを、具体的にお話してみたいと思います。トイレは家の中で必ず使う空間であり、住む人の誰もが何度も使う場所ですから、とくに転居・家の新築・リフォームなどを想定していらっしゃる場合は、よりよい選択のヒントにしてみてください。

トイレの収納とバリアフリー化は優先順位が高い

目に入れたくないものはしっかり収納すること
トイレの中に収納がないと、トイレットペーパーや洗剤などを床に無造作に配置するしかなくなるかもしれません。小さなスペースにおけるそうした混沌とした状況は、見た目の美しさが損なわれるだけでなく、衛生面にもよろしくありません。
トイレの収納はとても重要で優先順位は高いと思います。しっかりとクローゼットの扉があるタイプで、中身が見えないものを選んでください。余計なものが目に入らないトイレの空間はお掃除しやすいため清潔が保ちやすく、かつ落ち着いた雰囲気になるため心地よくお使いいただけます。
もしもトイレに収納がない場合には、頭上につっぱり棚を設置し、カゴや収納ボックスなどの中にトイレで使う日用品を収納してください。加えてカフェカーテンなどでつっぱり棚が見えないように工夫されるのもよいと思います。

将来のために手すりの設置・車いす移乗ができるスペースを確保したい
足腰に不安がでてきたとき、トイレのバリアフリー化が必要になってきます。介護保険の適用があれば、介護保険を使い手すりの設置や段差の解消などの改修工事が可能です。支給限度額があるため、リフォームしやすいように事前に考えておくことも大切。
もともと段差をつけないこと、手すり設置に耐えられる壁の厚みを確保すること、車いすになったとき移乗がしやすいよう引き戸式にしておくこと、ドアの開口部を広めに確保しておくなどがあります。自分でトイレに行けることは生活の質を長く保つためにとても必要なことなので、先々のことでも専門家に意見を求めてみるとよいと思います。

トイレの風水アレンジで大切なこと

トイレの壁は白である必要はない
便座は白いものが圧倒的に多いですが、トイレの壁まで白である必要はありません。白一色の空間は冷たく、自然界のバランスとも乖離(かいり)してしまいます。体が冷える感じもあるので、壁は温かみのある色合いがよいと思います。2種類の壁紙を上下で張り替えたり、一面の壁をボタニカル柄や幾何学柄にしたりすると一層モダンな空間になると思います。

水場のトイレには「黒」や「青」の壁やタオルは用いない
黒や青は「水」を表す色。水場のトイレの壁やタイルがブルーや黒だと溺れてしまいそうな感覚の不安定な空間になってしまいます。メンタルにも不安定な影響を与えてしまいます。トイレに配置するタオルはベージュやイエロー、グリーンや赤系など温かみのある色を選ぶとよいと思います。

写真など個人的なものは配置しない
トイレには家族の写真やお子さんの作品など、個人的な写真は飾らないようにします。不浄なエネルギーがたちのぼる空間であるため、その影響が住む人に及ばないようにするためです。配置するなら「自然」にまつわるものが万能です。ミニ観葉、イミテーショングリーン、花や自然の柄やアートなどもよいと思います。自然派のアロマなども空間をフレッシュに保つ手助けになると思います。

トイレの蓋は使い終わったら閉める
風水では、エネルギーの流れにとりわけ注意して観察していきます。もしもトイレの蓋が開けたままの状態であれば、不浄なエネルギーが常に空間に放たれた状態になります。そのため、トイレを使うたびに不浄なエネルギーを浴びてしまいます。これは綺麗に掃除をしていても同様です。使い終わったら蓋を閉じる習慣をつけてみてください。

トイレまでの動線にある障害物を無くすと、古い思考が手放しやすくなる

トイレという場所は、深層心理では「古い思考を流す場所」「古いパターンを手放す場所」なのだそう。私たちの意識にも重要な場所だと言えます。そのトイレまでの道のりに障害物があれば、古い思考が手放しにくい状況、古いパターンを手放しづらい状況があると言い換えることができるかもしれません。ドアまわりに荷物があったり、開閉しづらい状況がないかも確認してみてください。常に不要なものを手放し浄化された自分であるためにも、トイレの中だけでなく動線も整えておいてください。