子育て快適術

風水コラム ライフステージ別の風水②|「子どもの成長期」にプラスに働く家とは?


(フジワラユカ/コンテンポラリー風水コンサルタント)

お子さんがいらっしゃるご家庭では、育児期が過ぎても子育てに手が離れたという実感は少ないかもしれません。ご家庭によっては受験など新たな教育目標ができたり、あるいは、思春期で悩ましく感じたりすることもあるでしょう。そんな時、お子さんが一番長く過ごす自宅の環境が、お子さんの成長の味方になることを忘れないでください。拙著『親子の日常をサポートする子育て風水』にも書いていますが、お子さんの自立、効率的な学び、才能の開花、多様性を受け入れる感性など、自宅を好ましい環境に整えることで恩恵は大きくなります。

受験にも思春期にも、部屋がお子さんの成長の味方になっていく

お子さんの成長期にこそ、家の環境を見直すことはとても大事です。勉強の能率が上がるかどうかはお部屋を観察するとある程度わかります。お部屋の課題を改善することで「子どもが勉強に集中できるようになった」「情緒が安定した」といった効果の声や、引きこもり傾向にあった若者がアルバイトに行けるようになったなどの報告も。子ども部屋は小さい頃のままというお宅も多いと思いますが、お部屋の風水は未来に向けて整えていくと良いのです。過去から時間を止めないこと。お子さんが勉強に集中できていないようならお部屋ごと見直してみると良いでしょう。

集中できる学習環境は「力の座」に則って作る!

まずは学習机と椅子の配置から。実はほとんどのご家庭で、好ましい机と椅子の配置になっていないため、集中しづらい環境になっています。壁に向かう形で座る配置が定石だと思いますが、反対向きが正解。壁を背にして座る配置が利益の大きい配置なのです。これを風水では「力の座(=The seat of power)」と呼びます。これは、背後に安定した山があり、周囲が見渡せる最高の立地を部屋において実現した形。王様の玉座はまさにこの配置。そして大統領の執務室、社長室などもその配置になっています。我が子を大物にしたくば、学習環境を「力の座」に変えてみましょう。

学習机は棚つきのものである必要はありません。むしろシンプルなデスクにして、引き出しや本棚は別々に選ぶと部屋のレイアウトに柔軟性が生まれます。しっかりとした壁を背にし、部屋の入口ドアが見渡せる位置に陣取りましょう。座る位置は色々試してみると、最も落ち着いて勉強できる配置がどこかも観察できますよ。机、背当てのしっかりした椅子をお子さんの気に入ったものに新調するのも大変良いこと。机と椅子の下にラグを敷くとエネルギーが集まりやすくなります。こうした環境づくりはお子さんの学びの意欲や集中をアシストします。

リビングの一角に学びのスペースを作ることも有利

学びの空間は子ども部屋だけとは限りません。一つの子ども部屋を二人のお子さんが共有している場合、どちらか一方は子ども部屋で勉強しなくなるというのはよくあること。集中して勉強する、あるいは仕事や作業をする場合、誰にも邪魔されないパーソナルスペースが欲しくなるのは当然です。ですから、リビングの一角に学びのスペースを作っておくと、学びの時間と空間を確保する上で大変有利です。リビングに事務机は不似合いであるため、むしろカフェのインテリアを真似て、小さなテーブルと椅子を用意するのはどうでしょうか。壁を背にして座る「力の座」の配置となるリビングのコーナーや壁際のスペースが候補になります。リモートワークのスペースとして家族みんなでシェアすることもできますね。自室で勉強してもよし、リビングの一角で勉強してもよし、という柔軟なフォーメーションにしておくと、結果的に学びの機会は増えていきます。

子ども部屋はできれば個室に。自分のために部屋を整えられるスキルは一生ものです!

お子さんに個室を与えるメリットは複数あります。一人になれる居場所があることで心を整える、物事に集中することを促しますし、好みや個性など自己表現の場があることで才能の開花につながりやすくなります。また、自分の部屋を整える習慣ができます。いつまでも親が子ども部屋の管理者であることは好ましくありません。年末には大掃除をし、不要なものを手放し、新しい目標となるシンボルを部屋に飾るなど、自分のために部屋を整えていくスキルを子どもの頃から身につけられたら最高です。「個室」を与える機会はまさにそのチャンス。お子さんの自立を助ける部屋のパワフルな風水効果をぜひ実体験していただきたいです。ステージが変わるタイミングでリフォームや住み替えもよし。このコラムを参考にお部屋を整えてみませんか。

(風水コンサルタント フジワラユカ)