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自己肯定感を高めるクローゼットの風水術

(記事:フジワラユカ/コンテンポラリー風水コンサルタント)

2019年も早いものであと1カ月余り。今年の汚れは今年のうちに、さっぱりと整ったお部屋で新しい年を迎えていきましょう。今回は、少し早いですが年末にむけお部屋を整えていく風水のヒントを一つお伝えしたいと思います。それは「クローゼットの風水術」です。
単にお掃除をするだけでもよいのですが、クローゼットの心理学的な意味合いを知ると、整えたくなるモチベーションがぐんと高まるはずですよ。
ご自身のクローゼットから、ご家族やお子さんのクローゼットまで、今からお話する方法で整えていただくと、自信をもって新しい年の流れを受け取ることができると思います!

クローゼットの状態はその人の「自己肯定感」と関係している

家の中の機能には、それぞれ深層心理における「意味合い」があることをご存知でしょうか。たとえば、トイレは「古い思考やパターンを手放す場所」という意味合いがあります。もしもトイレまでの動線に邪魔な荷物があり、通りづらい状況にあるとき、その人にとって古い思考やパターンを手放すことに障害がおきている可能性があります。

クローゼットというのは、毎日自分の服や荷物を出し入れする場所であり、普段はあまり人に見せる空間ではありません。自分だけの所有のスペースであるクローゼットから見えてくるものは、「自己尊重の度合い」だと言われています。

「どれだけ自分を認めているか」「自分に自信がもてているか」、ということが、クローゼットの状態から観察することができます。

自分のことが好きになれず自暴自棄になった人のクローゼットは、大災害のような混沌とした状況になりがちであるということ。反対に、美しく整えられたクローゼットは、「私は大丈夫!」という自分を肯定するパワフルなエネルギーを、私たちにもたらしてくれます。

クローゼットの中身を7割減らしたら幸せが舞い込んできた!

これは私の風水の師匠であるマーク・エインリー先生のクライアントさんの事例ですが、人生の流れががらりと好転するきかっけになったのが、クローゼットの整理整頓だったそう。収納しているものを半分以上手放すというのは勇気がいることですが、それができたときには、本当に自分に必要なものが手元に残るということ。「私は大丈夫!」と思える大きな意識のシフトチェンジがおきたのだと思います。

2014年に日本でもベストセラーになった『フランス人は服を10着しかもたない』という本をご記憶の方もいらっしゃるかもしれません。著者であるジェニファー・L・スコットさんはアメリカ人なのですが、フランスに留学中に出会ったフランスマダムの生き方に感銘を受け、その豊かなライフスタイルについて書いたのがこの本だそう。

この本の中には、10着しかないことのほかにも、出かけない日も身ぎれいにすることや、小さなイベントも丁寧に楽しむことや、「タイマーお片づけ」などやる気をだすお掃除術なども紹介されています。まさに「自己肯定感」が高い人の生活習慣がどのようなものか示唆に富んでいると思います。

自分の本来の輝きを取り戻したい時はクローゼットから整えよう

生きる上で大事な「自己尊重の感情」を沈ませないためにも、まずはご自身やご家族のクローゼットを観察してみてください。生活習慣全体を見直すのは難しいように思えますが、クローゼットの整理整頓ならできそうな気がしませんか?
これからご紹介するのは、とっても簡単なクローゼットの風水術です。

●自己肯定感・自己尊重が低い人のクローゼットの特徴
・ぎゅうぎゅうに服や荷物が押し込まれている
・ハンガーの種類や向きがばらばら
・バッグや荷物の収納に秩序がなく雪崩がおきている
・クローゼットのドアが閉まらない、開けづらい

思い当たる人は以下を実践してみてください。手順は簡単です。

●クローゼットの風水術
・同じ種類のハンガーを複数購入する(事前準備)
・天気のよい明るい日中に実行する
・クローゼットの中にある服やバッグ類をすべて出して並べる
(このとき、太陽光の入る広い部屋に並べるとより効果的)
・使うもの、気にいっているもの、これから必要になるものを分類
・上記以外のものは手放す
・クローゼットの中を拭き掃除する
・揃いのハンガーに服をかけかえ、きれいに並べる
・美しく整ったクローゼットをしばし眺める

手順は以上です。
無残な形になった針金のハンガーなどがたくさん見つかるかもしれませんが、思いきって卒業して。美しいお揃いのハンガーにするのは大変効果的です。気持ちも一気に整いますよ。

クローゼットの風水術は思春期のお子さんにも大変おすすめ

この風水術はコミュニケーションが難しくなった思春期の息子さんや娘さんにも大変効果的です。お友だち関係や進路で悩みを抱えていたり、コンプレックスを感じてしまっているときなど、クローゼットに自己肯定感が現れることがままあります。そんなときは、親がまず実践し、お子さんのためにかっこいいハンガーや、クローゼットの中に入れる収納ケースなどを用意してあげながら、気持ちが向いたときでよいので、自らやってみることをさりげなく応援してあげてください。

今回は大掃除の一つとしてクローゼットの風水術をご紹介しました。