不動産について

風水コラム| あなたのお宅の収納はあなたの味方になっていますか?

(フジワラユカ/コンテンポラリー風水コンサルタント)

現在の住まいに対して不満を抱える人は6割。その中でも「収納スペース」に関する不満はトップで42.7%だそう。「間取り」や「陽当たり」や「古さ」を押しのけて圧倒的な1位で、収納問題をきっかけに引っ越しや住み替えを検討される人も多いことがわかります。
その心理は極めて自然だとも言えます。片付かない空間の状態を目からだけでなく五感を通じて意識は浴び続けていますから、当然ストレスになっています。今回は悩み多き「収納スペース」の問題について、風水と深層心理への視点から解決の糸口をお話ししていきたいと思います。
(データの出典は「くらしのマーケット」調べ2021年3月)

所有する物の量や配置から、運気の流れが見えてくる

質問です。「あなたが一番捨てられない物はどんな物ですか?」「一番多く所有しているものはどんな物ですか?」この2つの質問からあなたの傾向が見えていきます。何の傾向かというと「関係性」の傾向。
実は、空間にある物の状態から、あなたの人間関係、社会との関係など「関係性」が見えてきます。

物が整理整頓できていないお部屋では疲れやすくなりますよね。家電のケーブルが絡まったスペースでは人間関係の絡まりも生じやすく、物が積み上がった空間は、過去からの関係性の課題が積み残された状態に。整理整頓は自分の人生の棚卸し。手放して良いものを見極め、大切なもの、必要なものに囲まれることが重要です。あなたが「今」大事にしているものや価値を置くものが何かをクリアにできると、空間にあるものを整頓しやすくなります。「かつての私」は「今の私」ではないことにも気づきを持ってみて。

本来収納すべき物が目に入ると疲れ・ストレスが増加する

収納は物たちの住所となる場所。あえて目に見えるところに配置する必要のない物は収納場所を定めておくようにしましょう。目に見えるところに配置されていると疲れやすい部屋になってしまいます。多くの人に見られながらの場所ではリラックスできないのと同じです。クローゼットや引き出しの中にしっかり収納すること。オープンラックのように中身が見える収納棚は、キッチンなど機能的に活用する場合か、飾り棚の用途として活用していれば良いのですが、見せる必要がない物たちをオープンラックにごちゃごちゃと置いてしまうのはNG。オープンラックはクローゼット内の収納として活用するか、細々とした物をケースやカゴに入れて収納するようにすると課題の解消になります。

収納は多ければ良いわけではない。人間が活動するスペースが豊かであることが人生にもプラスに

収納は居室ごとにある方が良いと思いますが、多ければ良いというわけではありません。風水は美しい循環を空間に作っていくものですが、その際、全ての部屋が機能的に活用できているかが観点の1つになります。活用されていない物置部屋があることは好ましくありません。ほとんど使わない物たちのために高いお家賃を捧げるのもナンセンスですよね。
また、収納が十分な家に引っ越したにも関わらず、これまで使っていた整理ダンスを二重に配置しているケースも見かけます。収納のための面積を増やしてしまうのは無駄なものを増やすことにもつながり得策ではありません。収納スペースは適量に。家の各所があらゆる豊かな居心地、活動を生む場所になることを優先して考えましょう。

1つ買ったら1つ手放す!収納量は70%を目指そう。収納の循環がうまくできると運気もアップ

クローゼットの衣類の断捨離に成功した人からは、良い報告が多く寄せられています。収納量は70%を目標に100%を超えないようにしていきましょう。「1つ買ったら1つ手放す」をルールにしていくと、無理なく新しいエネルギーをとり入れながら整頓した空間を維持することができますよ。欧米では子どもに「一つもらったら、二つ寄付しようね」と教えるという話を聞きました。自分には不要になったものを誰かのために寄付するという習慣はまさしく美しい循環。こうした教えは日本でも広がっていくといいなぁと思います。

いかがでしたでしょうか。収納の課題というよりも、整理整頓の課題である場合も多いですが、長年片付かない状態が続いている場合は、引っ越しや住み替えも環境を一気に好転させる機会になると思います。ご参考にしていただけましたら幸いです。
(風水コンサルタント フジワラユカ)