風水コラム|これからは、自宅の中にそれぞれの「個室」が必要です!

インテリア

(フジワラユカ/コンテンポラリー風水コンサルタント)

平日の日中、カフェが満席になっている光景をよく見かけるようになりました。仕事をする人、勉強をする学生、新聞を読むシニア層など。一人で過ごす空間としてカフェなどを利用する人が増えていますよね。一人になりたい時は車の中で過ごします!という人いらっしゃると思います。コロナ禍のみの緊急避難と思っていましたが、リモート化の波はこれからますます進んでいきそうですので、あらためて現在のご自宅の居心地について見つめ直してみませんか。その一つのキーワードは「個室」・「パーソナルスペース」です。

1人になって安全に過ごせる「居場所」はありますか?

家族や夫婦で暮らす家があるのに、一人で過ごす時間を求めることに罪悪感を抱くことがあるかもしれません。でもその必要は全くありません。誰にも「個室」「パーソナルスペース」は必要です。日々経験する喜怒哀楽はその人のものであり、身近な人にこそ言えない気持ちもたくさんあるのが普通です。そんな私たちは、自分を癒し、認め、あるがままの自分を回復させながら生きていますが、その循環を助けているのが安心して過ごせる空間。年齢に限らず誰にも一人になれる空間が自宅にあることが望ましいと思います。

日本人に必要な「パーソナルスペース」は1メール。小さい空間でもいい!

心理的な縄張りのことを「パーソナルスペース」と言いますが、日本人のパーソナルスペースは1メールほどで比較的狭い方だそう。欧米の人は挨拶の際に握手をしますが、日本人はお辞儀をするため、手が長い西洋人のパーソナルスペースの方が広いのではないかとカナダ人である私の風水の師匠は言っていました。1メートル四方というのはさして大きくないですよね。広めのトイレの個室くらいあれば心地よい、むしろ広すぎるより落ち着きを感じる可能性はあります。子ども部屋であれば、部屋の中央に二段ベッドを置いて、左右にパーソナルスペースを作るなど、1つの部屋を二つのスペースにする工夫ができますし、リビングでは、家具やパーテーションの配置の工夫で、リモートスペースを作ることもできます。住み替えを検討される時は、それぞれが「個」の時間を過ごせるよう、間取りの采配をぜひ考えていきましょう。

1人の時間や空間を重視することで、家族団欒やパートナーシップの豊かさも味わえるようになる

「個室」の必要性を強調してきましたが、コンテンポラリー風水(西洋で発展した風水をより現代に適用した風水)では、「個」として一人の人間が自立し、あるがままの自分を愛せる状態があることで、よりパートナーシップが充実し、同様に家族関係が充実すると考えます。そしてそれをサポートする空間に整えることで人生のあらゆる側面に豊かさをもたらすことが観察されています。個室にしたらコミュニケーションが減る、関係性が薄くなる、ということではありません。一人の時間を充実できる人が他者との時間も充実させることができるということなのです。

「1人1部屋」が理想。自分で自由にアレンジできる空間をもつことの恩恵は大きい

いかがでしたでしょうか。私たちのお部屋は私たちの拡張であり一部です。人生に最も影響を与える環境ですから、自分らしい空間、居心地の良い時間が過ごせる空間を一人ひとりが持てることは理想です。スペースは小さくても良いので、自分らしくアレンジし、快適に整え、必要なものにアクセスしやすい状況を作っていきましょう。個室という観点から、住み替えを検討されてみるのも良いと思います。未来に向けて是非とも参考にしていただけましたら嬉しいです。
(風水コンサルタント フジワラユカ)

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