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風水の力を取り入れやすい家選びのヒント

(記事:フジワラユカ/コンテンポラリー風水コンサルタント)

古来風水は、「あるもの」を建てる最善の場所を鑑定するものとして重視されていました。その「あるもの」とは家ではなくお墓です。最高の場所に墓を造ることは、子孫七代まで繁栄をもたらすと考えられていました。
最善の場所というのは、背後に山があり、両脇には小高い丘、そして正面には川が流れているような見晴らしのよい土地です。風雨が凌げて全体が見渡せるような環境は、安全であるとともに快適さがありますよね。こうした古来の風水の知恵は、現代の古今東西の風水のベースとなり、家選びの知恵を授けてくれています。
今は生きている人のための風水ですが、大昔は亡くなった人のための風水だったのいうのは興味深いですよね。今回は現代において家を選ぶとしたら…というテーマで風水を取り入れやすい家選びの観点をお伝えしてみたいと思います。

ビルが立ち並ぶ現代の環境は昔ほど方位の影響を受けづらい

家選びについて風水の情報を検索してみると、鬼門はよくないとか西日が入るとどうのとか、家相や方角におけるNG事項が目につくかもしれません。確かに風水の長い歴史の中で、方位や太陽や星の運行、地質学的な要素は住む人に大きな影響を与えてきました。何もない大地に家があることを想像すれば、家の方角や太陽の差し込む位置の大切さがわかると思います。

一方、現在の家屋は構造がしっかりしていて、家の環境もたくさんの建造物や電線や交通網などに囲まれています。そうした住環境においては、昔ほど方位の影響を受けづらいと考えられます。地球の磁場の影響以上に環境をとりまく電磁波の影響も大きいと言えます。方位だけで家の良し悪しがあるとするならば、京町家のように碁盤状に同じ方角で並んだ家は皆同じ運気になってしまいますが実際はそうではありません。方位も一つの要素ではありますが、それだけではなく、住む家全体をとりまくエネルギーに着目していくことが大切です。

家を選ぶときの3つの観点(近隣環境・間取り・内装)

さて家の周りにはどんなエネルギーが流れているでしょうか。家を選ぶときの観点として、近隣環境、間取り、内装という順番で観点を挙げてみました。

家選びの観点①「近隣の環境」
・災害リスクが少ない(自治体のサイトで確認できます)
・治安がよい
・自然がある/借景が美しい
・騒音がない/目に入るとストレスになるものが極力ない
(不法投棄物、高圧電線、ネオンや看板、汚れたもの、寂れたものなど)
・その土地に不幸な歴史がない

地形的な安全性は自治体が提供しているハザードマップなどで確認できます。騒音や空気汚染や微振動や電波障害などは人体に悪影響を及ぼしますから住環境には適しません。また、目に入るとストレスに感じるものが極力ないことも大切です。家の周辺環境は静かで、自然が感じられ、借景にも恵まれるならばとてもラッキー。最終的にはその町の雰囲気が好きかどうか、直感を信頼してみてください。

集合住宅の場合は、管理が行き届いているかを観察します。ゴミ収取場所がきれいに整えられているか、共有管理となっている植栽の手入れがこまめになされているかをみると、管理の状態がある程度わかります。毎朝笑顔で挨拶をしてくれるような管理人さんに出会えたらさらにラッキーと言えます。

家選びの観点②「間取り」
・欠けがない間取り
・日当たりがよい/風通しがよい
・玄関が通路からわかりやすい位置にある
・敷地の境界線が明確(戸建の場合)
・各居室への動線が複雑ではなくエネルギーが通りやすい
・デッドスペースがなく掃除しやすい

エネルギーは玄関から入ってきて、家全体を巡っていきます。家の中には人生の8つのテーマ(愛、財、仕事、家族と健康、学び、キャリア、創造性、縁)をサポートするエネルギーが流れていますから、欠けがなく、日当たりや風通しがよい間取りがおすすめです。お部屋の数の多少は関係ありません。すべて活用できかつお掃除しやすい家は、常にエネルギーが循環しそうです。

家選びの観点③「内装」
・明るく清潔
・壁や床面の素材などからも自然の温もりを感じられる
・梁や柱などが少ない(陰の気がこもらない)
・極端に暗い場所がない(陰の気がこもらない)

照明や壁紙は変えられますが、梁や柱、床板などは変えづらいもの。お部屋に気になる影の部分が多い場所は陰の気がこもりやすい場所かもしれません。明るく清潔で自然の多様性を空間に取り入れたデザインの空間はおすすめです。

家選びはベストよりベターな選択を。直感も大事です!

いかがでしたでしょうか。立地も最高、近隣環境も最高、間取りも内装も最高、しかも安い!というようなベストな物件があればよいですが、実際には難しいもの。タイミングを逃さずベターな選択をすることで、新たな住まいにおける風水をより早く整えることも可能になります。みなさんの家選びの観点、優先すべき選択肢はどんなことでしょうか。考えるヒントにしていただけましたら幸いです。