寝室は狭くても古くても大丈夫!風水の専門家が教える、人生の質を上げる寝室インテリア

癒しの空間

(フジワラユカ/コンテンポラリー風水コンサルタント)

「広い部屋と狭い部屋、新しい部屋と古い部屋、どちらに住みたいですか?」という質問に、大抵の人は「広くて新しい部屋」と答えるでしょう。開放的な広い部屋に憧れを持つ人は多いと思います。ですが、家というのは機能に合わせて多様な側面がある方が豊かだと考えることができます。寝室やトイレが開放的すぎたとしたら落ち着いて眠ること、用を足すことができませんよね。とりわけ寝室は眠ることが第一義ですから、安全だと感じる空間、かつリラックスできる落ち着いた空間である方が風水の観点から有利といえます。王族の寝室も、広いホールの中央にベッドが配置されていることはありません。広いお部屋であれば必ず天蓋をつけて落ち着いた空間にしています。また、古さも価値と考える人が欧米には多くいます。寝室は狭くても古くても大丈夫です。以下の8つの基本をしっかり押さえて、眠りの質と人生の質を高める環境に整えましょう。

意外に知らない寝室の鏡の置き場所

寝室に鏡を置いている方も多いのでないでしょうか。実はそれ風水では要注意です。
寝ている姿が鏡に映る状態を東洋の風水では「鏡光殺(きょうこうさつ)」と呼び、安眠を妨げるものとして嫌います。それは鏡の持つ「映す」「反射する」「跳ね返す」「惑わす」といった特殊な特徴ゆえのこと。鏡があることで氣が乱れ、眠っている本人にもネガティブな作用を及ぼすと考えられています。
実際に寝姿を映す部屋で寝てみると、意識は休まらず、もう一人の自分に悩まされるような感覚になります。鏡は異世界の入り口とも言われるため霊的な影響を受けるとも言われています。
鏡は寝姿が映らない場所に鏡は移動するか、移動できない場合は鏡に布をかけるようにしましょう。

あなたの寝ている身体の上にはなにがありますか?

寝室にいつものように寝そべって上をチェックしてみてください。なにか尖ったものがありませんか?シャンデリアなど寝ている身体に、尖ったものの先端が向いていると感じる場合は要注意です。シャンデリアはロマンティックなムードがあり素敵ですが、尖ったパーツが天井からぶら下がり、寝ている身体に向かって鋭い流れを作ります。刺さるような鋭い流れの影響は身体の痛みやメンタルの不調として現れることがあり大変危険です。
天井の梁や柱の角、家具の角が鋭い場合も同様です。ベッドサイドテーブルの尖った角なども身体に危害を加えることがあります。直接体に当たっていなくても、尖ったものの先に見えない鋭いエネルギーが刺すように流れていますので、思い当たることはないか寝室の環境を確認してみてください。

知っていますか?「力の座」

「力の座」というのは、最も安全で利益の多い配置のことを言います。主に座る位置や寝る位置を決める際に活用します。人間の体は正面と背面では背面の方が脆弱ですよね。ですから古来より背面をしっかりとした壁に守られる立地や空間が住む人にとって安全で有益だと考えられてきました。立地で言うならば背面に頑丈な山があり、前方は見渡すことができる配置です。
これを寝室に応用すると、頭の位置をしっかりとした壁に向け、入り口が見渡せる配置になります。ベッドであればヘッドボードをしっかりとした壁につけること。布団の場合でも頭の向き安全な壁に向けるようにしましょう。スペースの制約によってベストなレイアウトが難しい場合でも、眠る環境は人生の豊かさに大きく影響しますので「力の座」に近いベターな配置を探してみることが大切です。

寝室は開放的であるべき?閉鎖的であるべき?

寝室は開放的であるよりも、やや閉鎖的である方が安心して眠れます。したがって、寝室の天井は高い必要はなく部屋が広すぎる必要もありません。豊かなパートナーシップを培う上でも開放感より“おこもり感”を優先する方がロマンティックな空間になり、恩恵も大きいと言えます。リビングは開放的だけど寝室はおこもり感があるという、メリハリのある家は多様性に富みドラマティック。
寝室は「眠る」「活力を養う」「ロマンティックな時間を過ごす」の三つの目的に絞ること。そうすることで健康面でも愛情面でも豊かさを味わえるようになります。また、“おこもり感”のある空間に欠かせないのが間接照明。間接照明づかいにより、日常空間である寝室を非日常のような魅力的な空間として活用することも可能です。間接照明は風水インテリアを実践する際に大きな味方になるアイテムの一つです。

風水でおすすめしたい寝室の色

あなたの寝室は何色が基調になっていますか?寝室に入って何色が印象に残るかチェックしてみてください。ブルーなど水を連想する色があれば要注意です。風水で「水」を表す色は、青や黒、ダークグレーなどの寒色です。風水では自然界にある五つの要素(五行)=「木」「火」「土」「金」「水」を、室内にもバランスよく取り入れることで部屋の氣を高めていきます。「水」の要素も美しい循環を作る上で必要な要素ですが、青・黒・ダークグレーなどの「水」のカラーで統一してしまうと、まるで水の中にいるような冷たい感覚、寂しい感覚になります。寝室は眠る場所ですから、寝ている間の無防備な状態でこうした空間に身を置くと「溺れる」感覚にも繋がっていきます。「水」のカラーが占める割合が多い空間は、メンタルの不調や鬱のような症状が現れやすくなるため避けることが賢明です。寝室は寒色系ではなく暖色系をベースにすること。その上でブルー系はワンポイントで取り入れる良いでしょう。五行のバランスも整います。

寝室インテリアで置いてはいけないもの

寝室に置いてはいけないインテリアをご存じでしょうか。自分の好きなものを寝室に置いてある人は多いと思います。
交感神経は、私たちの活動が活発な時に優位に働きます。眠ろうとするときには交感神経のスイッチを切ることが大事です。心地よい睡眠環境のカギになるのは副交感神経です。副交感神経はリラックスした空間で優位に働きます。そのため仕事や趣味など交感神経を刺激するものは寝室に置かないことが大切です。
推しのポスターなども寝室には不向きです。また、賞状や盾など名誉なシンボルやご先祖様の写真も寝室には不向きです。先に述べた通り、寝室は「眠る」「活力を養う」「ロマンティックな時間を過ごす」の三つの目的に絞ること。良い意味でプレッシャーを与えるものも寝室から取り除いてみましょう。疲れや消耗する感覚がある人は寝室に余計なものがないか確認してみましょう。

ベッドの下のスペースを収納に使っていませんか?

ベッドの下のスペースを収納に使っている方は要注意です。何も置かずに通気性を保ち、掃除しやすい状態にしておくのが一番です。ベッド下のデッドスペースを活用したい場合には、収納するものを日常的に使う衣類やタオルケットくらいにし、空気の循環が起こるようにしてください。
良くないのは、ベッド下にガラクタがぎゅうぎゅうに詰め込まれた状態です。ベッドの下にあるものはどんな性質のものか確認してみましょう。不要なもの、壊れたもの、汚れたもの、見たくないものであれば最悪です。寝ている無防備な身体の下から運気を低下させるエネルギーが立ち上っているのは良くありません。ベッド下に課題が見つかったら今すぐ改善しましょう。

寝室の観葉植物の最適な大きさは?

元気な観葉植物は風水のパワーツールとも言われ、室内に配置すると良いものですが、寝室における植物には注意点があります。多すぎる、あるいは、大きすぎる植物が寝室にある場合、寝ている間にエネルギーを吸い取られてしまうことがあります。観葉植物を置くなら、小ぶりなものを選びましょう。また、植物は枯れた植物、葉が尖った植物、サボテン類も避けましょう。葉っぱが丸く艶のあるものがおすすめです。植物が得意でない人は花瓶に小さな花を活けることから始めてみると良いでしょう。

いかがでしたでしょうか。今回は寝室に関するインテリア風水の基本についてまとめてみました。この記事を参考にして眠りの質を向上させて人生の質も運気もアップしてください。

(風水コンサルタント フジワラユカ)

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