収納暮らし風水インテリア

整頓上手な子どもに育てる☆収納スペースの作り方


(記事:フジワラユカ/コンテンポラリー風水コンサルタント)

最近では家庭科の授業の中で「お片づけ」を教えるようになったようですね。片付けるという習慣は、できるだけ早めに遊びながら身につけるとよいスキルの一つ。幼児期の間に、自分の所有するおもちゃや道具を収納する環境を整えておきましょう。
「すっきりと美しく整えると気持ちがいい!」と感じる感性は一生ものです。
その感性を身につけずに大人になってしまうと、乱雑な部屋にあふれる“課題”のエネルギーの中で、悩ましい時間をすごすことになるかもしれません。部屋の中がモノであふれ、スマホやゲームのケーブル類が絡まり、雑誌や本が混沌と積み重なるような風景の中では、ますますダメな自分を味わうことにも。本来お部屋は疲れを癒し、エネルギーをチャージできる場所。そうした空間を唯一自分たちの意思で創ることができるのがご自宅の空間ですから、整理整頓する力を身につけない手はありません。
お部屋の中でどのような収納環境があれば、自然に整理整頓上手になっていくか、お伝えしていきたいと思います。

子ども用のクローゼット・収納家具を早めに準備する

お子さんの自立のために、可能であれば子ども部屋を先に準備していくことはとても有効です。同様に、子ども用のクローゼット・収納家具も早めに用意をし、「これはわたしの(僕の)モノ」という意識づけをしてあげましょう。
家族が住む「家」には、リビングやダイニングなどの共有スペースもあれば、親の書斎や勉強部屋などパーソナルなスペースもあります。お子さんにとってそうした家の機能、役割を認識しやすくするためにも、お子さんの部屋、お子さんの所有物、お子さんの所有物を収納するスペースや家具をわかりやすくしておくこと。自分のテリトリー、自分の管理下に所有物があること曖昧にせず、意識しやすくしておくことはお子さんの自立を促すことにつながっていきます。
子ども用の収納家具として、カラフルな引き出しがあるものよいですね。分類しやすさもありますが、風水的な視線ではカラフルな色合いは多様な価値観を受け入れる感性にも結びつくからです。はっきりな色合いがよいか、ソフトな色合いがよいかはお好みで。お子さんの好みにも耳を傾けながら選んでみてください。

収納家具はしっかりした素材で中身が見えないものが好ましい

目に見える場所に配置する収納家具は、ぐらぐらしたり、中身が丸見えのものだと、不安定な感覚や、整ってない感覚を毎日目にすることになってしまうのでよくありません。できるだけしっかりした素材ものがよく、オープンラックなどを収納にする場合は、おそろいのカゴや収納ボックスを購入し、その中にモノを収納すると空間もすっきりとオシャレに整います。
クリアケースのほうが中身が見えやすいかもしれませんが、プラスチック素材の収納はクローゼット中のほうが好ましいです。中が見えない引き出しには、入っているモノを写真に撮って貼るなども一つのアイデアです。分類する力を身につけること、お片づけする習慣を身につけることに役立っていきます。

判断力が身につく整頓術

★お子さんには「手放したいもの」ではなく「残したいもの」を質問する
お子さんの所有物は毎年どんどん増えていくと思います。あれほど気にいっていたのにもう使っていないモノもあれば、使っていないけれど思い出がつまって捨てられないモノなどもあると思います。成長期のお子さんには新しいモノが増えていくことが前提。ですから、一年に一度くらいのタイミングでお子さんと話し合いながら所有しているモノのメンテナンスをする習慣をつくってみて欲しいと思います。
そのとき、「残したいものはどれ?」と聞いてみましょう。捨てる・手放すという決断はお子さんには難しいかもしれませんが、「残したいもの」にフォーカスすることで、自分にとって大切なものがどういうものかを意識する大切な時間になると思います。

★おもちゃは何丁目何番地まで決める
とくに幼児期のお片づけの一つのヒントとして、人形や車やブロックなど、所有しているモノそれぞれには「帰る家がある」ということを伝えてみましょう。「〇〇ちゃんもお友だちとバイバイしたあとに、家に帰れないまま外でひとりぼっちになったらどうする?」といった語りかけとともに、モノにも帰る場所があると嬉しいことを教えてあげてください。
遊び終わったら大事なおもちゃともさよならをして、元の家に戻してあげるという習慣づけは、お片づけの習慣の基本になっていくと思います。

★ぬいぐるみは子どもの頃は相棒、でも大人になると課題にも・・・
ぬいぐるみは、成長期のお子さんにとっては、自己投影の対象であったり、想像遊びの中の友だちだったり、自分を確立し社会性を身につけていく上でとても重要な役割を担っていきます。ですから子どもの頃に大事にしているぬいぐるみは「相棒」としてお子さんのイメージを尊重します。一方、ティーンエイジャーをすぎて大人になってもぬいぐるみが手放せないとしたら、課題があるかもしれません。
どんな課題かというと、過去への執着だったり、リアルな人間関係上のブロックなどが考えられるかもしれません。一つひとつのぬいぐるみや人形が今の自分にどのような意味合いをもって空間に配置されているかを見つめていくことで、自然と手放せるものがわかってくると思います。それが一つしかない場合でもよいので、空間に変化を作ってみることは有効です。手放してみた感覚を味わい、あらたに生まれた空間を受け入れてみてください。新しい変化、新しいエネルギーを向かい入れることにつながっていきます。

プラスチックのケースやオープンラックはクローゼットの中へ

とても便利なプラスチックの収納ケースや、組み立て式のオープンラックですが、これらはできればクローゼットや押入れの中の収納として活用してみてください。
プラスチックは陰陽五行の五行(=木・火・土・金・水)のどの自然界のエレメントにも属さないもの。目に見えるところにあるとやや人工的で簡易な雰囲気に毎日触れることになってしまいます。できるだけ自然物や安定感のある家具を空間に配置し、こうした便利な収納家具はクローゼットの中の整理整頓において力を借りましょう。
いかがでしたでしょうか。整頓する感性とスキルは社会人になっても重宝される力です。遅いということはありませんから、ピンときたら一つ行動をはじめてみてくださいね。