中古マンション

廊下・エントランスの風水インテリア術「家の落ち着きを決める廊下・エントランス」


(記事:フジワラユカ/コンテンポラリー風水コンサルタント)

玄関から入ってきたエネルギーが通過するのがエントランス、廊下です。今回は廊下の風水を整えるヒントをお話ししていきたいと思います。とくにマンションにおいて、玄関から細く長い廊下が続く間取りが多くあります。
最近はフロアが木のフローリングだけでなく大理石のようなオシャレなものもあり、よりシャープな空間になる傾向があります。まっすぐでつるつるとした素材のエントランス・廊下では、風の通りも早いことが想像できると思いますが、目にはみえないエネルギーの流れも速いのです。そのため住む人にとってもその速さがマイナスに作用してしまうこともあります。
お部屋の動線の要であるエントランス・廊下はどのような状態が好ましいでしょうか。以下をお部屋のインテリアの参考になさってみてください。

まっすぐな廊下を流れる速いエネルギーは緊張感を生んでいる?

まっすぐな廊下というと小学校や中学校の廊下を思い出すかもしれません。廊下を走る生徒たちに「廊下では走らない!」と注意する先生がいましたよね。実は細長い廊下には、目には見えませんがまっすぐに早く流れるエネルギーが存在しています。ですから子どもたちが走りたくなるのは当然といえば当然なのです。私たちの行動は空間の在りように知らずしらず影響を受けています。
狭くてまっすぐな廊下では直線に進むしかないため、ゆっくり景色を楽しもうなどという気がおこりません。したがって急ぎ足になります。そうした場所で誰かとすれ違うときは、ぶつかりそうな緊張感がおこります。家の中の廊下においても、同様の緊張感を体験しているということを覚えておいてください。
毎日すごす家の中では、どの空間でもやすらぎと活力を与えてほしいもの。忙しく緊張感のある空間のエネルギーの質があれば、より豊かに変えていきませんか?以下の方法はとても有効です。

廊下のエネルギーの質を豊かにする風水インテリア術

★つるつるしたフロアには廊下敷きカーペットを
玄関からつながる廊下は総じて冷えがち。フローリングや大理石調のフロアタイルは一層ひんやりとした空間になりやすいと思います。つるつるした表面に早く流れてしまうエネルギーの質を変えるために有効なのは、廊下敷きのロングカーペットです。色や柄も豊富ですので、これが一枚あることで廊下の雰囲気がいっきに海外インテリア風に様変わりしますよ。絨毯があることで物理的な暖かさだけでなく、エネルギーをゆっくりとどめることができます。忙しい感じ、緊張する感じが緩和され、選んだカーペットのテイストによってセンス良くまとまりますので、ぜひお試しいただきたい風水アレンジです。

★壁にジグサグにアートを飾り、豊かな寄り道効果を創る

廊下のロングカーペットの次に試みたいのは、壁面のアレンジです。白い壁にはドアしかないと思いますが、ドアの間の壁にジグザグにアートを配置すると、まるで美術館で絵をみるようにゆっくりと寄り道をするような空間に変わっていきます。ただ目的の場所にいくだけの廊下に豊かな楽しみが加わることで、その空間のクオリティが一段と高まります。
廊下に飾るアートはフレームをお揃いにし、飾る高さも揃えると大変美しく配置できます。好きな作家の作品や、旅先の写真、自然物のシンボルなどもよいかもしれません。その場所を通過するときのフィーリングを想像しながら、どのようなアートがよいかを楽しく考えてみてください。

★廊下の突き当たりのドアや壁にリースや植物を配置する
廊下の突き当たりはリビングにつながるドアだったり、壁だったり、あるいはダイレクトにベランダの窓になっているかもしれません。窓に突き当たる場合はもっとも早くエネルギーが流れてしまいますので、窓を覆うような工夫が必要です。カーテンはもちろんですが廊下の突き当たりには植物を配置することも効果的です。なぜなら植物にはふわふわっとした葉っぱの自然な雰囲気がありますから、それらが光や風にゆらいで優しくエネルギーを抱え込んでくれるのです。
モダンでシャープな感じの床や壁の印象が強い空間においては、植物のやさしい姿が大いに手助けしてくれるはずです。

廊下には青や黒を多用しないようにする

★「水」を示す青や黒の壁やフロアは「流されやすい」傾向を生む
もしも家の細長い廊下の壁やフロアが、青や黒だったら、水の中にいるような感覚に近いかもしれません。そうした空間では「冷たさ」や「流れ」がより強調されるため、より忙しさを感じたり、メンタルの不調を感じる可能性があります。日常の空間にある「流されるような感覚」には対策が必要です。

★「水」のカラー(青や黒)には「土」のカラー(ベージュやイエロー)を用いる
青や黒の印象の廊下は「水」のエネルギーが強すぎるので、「土」の要素を用いてバランスをとりましょう。ベージュやイエローのラグやアートや、レンガの壁紙や、素焼きの鉢植えなどもバランスをとることに役立ち、二つの色合いのコントラストも美しさを醸し出してくれるでしょう。

★廊下の照明を温かみのある明るいものにすると○

廊下に青白い照明や薄暗い照明はもともと不向きですが、青や黒を用いた廊下においては一層「水」の要素を強調してしまいます。廊下には明るくて温かみのある色合いの照明を選んで、バランスをとりましょう。

いかがでしたでしょうか。たかが廊下、されど廊下。各居室へとエネルギーの中継地点になる廊下がより豊かな経験を生む空間であるよう、インテリアの力を借りていくことは住む人の人生のクオリティを高めていくことにつながりますよ。廊下が殺風景であれば縁も通りすぎていってしまいますし、障害物があふれていては、エネルギーが通せんぼ状態になってしまいます。心地よく豊かな空間にすべく、廊下の風水のヒントをぜひ参考にしてみてください。