リノベーション

リノベーションとリフォームの違いを分かりやすく解説

お部屋探しをしていると、「フルリノベーション済」とか「内装リフォーム完了」などいった言葉が目に入ります。
このフレーズには、新しいというイメージがあり、魅力的な物件と感じる方も多いかと思います。
リノベーションとリフォームって何が違うのでしょうか?どちらも、どちらも中古物件の再生手法です。リノベーションはリフォームに比べ、より新しい印象を与えます。今回は、ふたつの違いを分かりやすく解説します。

中古不動産購入を検討する際に、目にするリノベーションやリフォームの違いを知ることで物件探しの参考になれば幸いです。

リノベーションとリフォームの違いって何?

リフォーム住宅の誕生は1975年、リフォームを専門とする会社の設立です。
対し日本でのリノベーション住宅の誕生は2009年、一般社団法人が設立されました。

英語表記するとrenovationとreform。どちらも「re =戻す、再生」意味が含まれています。
リノベーションは修復・修繕と訳され、リフォームは改善・改良と訳されます。リフォームはすっかり馴染みのある言葉になり、わざわざ訳すことも無くなりました。

実際のどちらも建物に立ってみるとあまり違いが見えない、リフォーム技術も発展し、より快適な住まい造りは進んでいます。しいて違いを挙げるとすれば、リノベーションは「適合R住宅であると証明される」かでしょう。

いまある建物という資源を専門的な技術によって、価値を再生します。住まう人により快適な設備をプラスしたり、変えたりして造るのです。

原状回復にとどまったものではなく、リフォームもリノベーションも、目的に違いはありません。
リノベーションもリフォームも、目的は建物の眠っている価値を呼び起こすために施し、建物という資源を大切にすることです。

リノベーションとリフォームの違いを決定づける、適合R住宅について詳しく解説します。

適合R住宅とは?

適合R住宅であるかは、一般社団法人リノベーション協議会が認定します。
リノベーション住宅の価値を証明するのが、適合R住宅です。

適合R住宅には、
マンションの専有部分を証明する「R1」
マンションの一棟全体を証明する「R3」
戸建て住宅の証明をする「R5」
があります。

適合R住宅は、リノベーション住宅のなかでも特に優良であることを証明します。
Rとはrenovationの頭文字です。中古物件の価値を可視化するために取り入れられています。

適合R住宅と認定されるためには必要な検査に合格しなければなりません。
検査項目は、排水管・給水管・下地・給湯管・換気設備・住宅の基礎的な部分の修繕工事など、全ての検査に適合しているか確認します。認定機関である一般社団法人リノベーション協議会が行っています。

検査した証明は証明書の発行の他、平面図、仕上げ表、配管図、配電図、設備位置図などが住宅履歴図書に保管されます。住宅購入者は協議会のホームページからいつでも住宅履歴を確認することができます。
また重要インフラ13項目に関し、新規・既存に関わらず、2年以上の保証を付帯(アフターサービス保証書の発行)してくれます。

リノベーションとリフォームの違いを強いてあげるなら適合R住宅である中古物件であるかによって価値が変わっているということです。
リノベーション工事が特定の検査に合格し、認定されれば住宅の価値は高まります。中古物件を購入する際、適合R住宅かどうか確認することをお勧めいたします。

リノベーションのメリット・デメリット

中古住宅を購入する際に、リノベーションかリフォーム住宅かに迷ったら、それぞれのメリット・デメリットに注目してみましょう。

リフォームのメリット

リノベーションの主なメリットは、建物の価値を修復、再生するため、住まいとしての耐年数は伸び、将来的にも安心して過ごせる住まいです。表面的な改修とは違い、耐えうる基礎を固めます。

リフォームのデメリット

大きな修繕工事を必要とするため、リノベーション中古物件はリフォーム物件に比べて値段は高いです。
中古物件にしては、値段が下がらず新築時の値段と、さほど変わらないという特徴があります。
一般的に再生価値はリノベーションの方が高く、何年後か、住宅を売りたいと、検討する際はリフォーム物件を売るよりも、値段は高く見積もってもらえるともいえます。

リフォーム

リフォーム技術は発展しています。住宅の内装を整え、次に住む人につなげます。住空間を大切に整え繰り返し改修します。
内装は壁紙の交換やハウスクリーニングによるものです。リノベーションに対し、表面的な改修といえます。

リフォームのデメリット

メリットは改修期間が短いため、次に住む人への受け渡しを早くします。
リノベーションの大きな修繕に比べ、金額が安く済むことで、中古物件の値段は上がりません。より安い値段を希望する方におススメです。

リフォームのデメリット

表面的な改修であるため、建物の強度では、リノベーションに劣るといえるでしょう。
長期的な建物の強度・価値を見据えるとリノベーションの方が優れています。

まとめ/リノベーションとリフォーム将来を見すえた判断が大事

リノベーションとリフォームの違い、メリットやデメリットについて解説してきました。
中古物件を購入する際は、リノベーションとリフォームの違いを知り、価値を検討することをおススメします。
将来を見すえ、どちらがご自身の購入住宅にふさわしいか。長く住む住宅なのか、売ることを前提に購入するのかによっても選ぶ物件は変わるのです。