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集中力を高める勉強部屋・書斎の風水術

(記事:フジワラユカ/コンテンポラリー風水コンサルタント)

受験シーズン到来ですね。最近のお子さんたちは学校、クラブ、塾や習い事で大人以上に忙しいスケジュールをこなしていると聞きます。とりわけ、中学受験、高校受験、大学受験は大変ですよね。お子さんのみならず、合格に向かって寄り添う親御さんも、リラックする余裕がないほど忙しない日々をお過ごしかもしれません。
お子さんにとっても正念場。学びをしっかり積み上げ、力を発揮できるようにするために、“お部屋にもできることもある”ことをお伝えしたいと思います。家の勉強部屋がしっかりと集中できるようになることのメリットは少なくないはずです。以下のヒントをぜひ取り入れてみてください。これは受験期のお子さんだけでなく、大人の書斎にも共通する風水のヒントです。

部屋の中でもっとも落ち着く位置に椅子を配置できていますか?

お子さんのお部屋や書斎において、机と椅子をどこにどの向きで配置するかはとても重要なポイント。大抵のお宅では、勉強机は壁に向かって配置されています。モデルルームでも、インテリア雑誌でもほとんどが壁に向かうレイアウトになっていますから、何の違和感もなくそのような配置にしてしまうかもしれません。日本の学習机も多機能になっていくにつれ、壁にぴったり配置するような形状に進化していったこともあると思います。

壁を背にして座ると安定して集中力が高まる!

人間がもっとも安心しながら集中できる空間というのはどのようなものでしょうか。それは、背中にしっかりとした壁のサポートがあり、入り口や部屋全体を見渡せる環境です。勉強部屋や書斎に机を配置するならば、窓のない壁を背にして机と椅子を配置し、入り口が見渡せるような向きが好ましい配置になります。

■社長室の配置を参考にしてみよう!

このお話をするとき、「社長室を想像してみてください」と申し上げると、みなさん一様に「ああ、なるほど!」とおっしゃいます。社長室に入った時、社長さんが入り口に背を向けて座っているなんてことはありませんよね(笑)。社長は壁を背にし、入り口や室内を見渡せるように座っていることがほとんどだと思います。
この配置は古来の王様の玉座も然りですし、さらに古くはお墓の配置もそうでした。この配置はもっとも安全で風雨をしのげ、全体を見渡せる配置。古来の風水から伝わる知恵であり真理の一つなのです。
お子さんを偉大な人にしたいなら「社長の机に学べ」。これがお伝えしたいことの一つです。

■机の向きを変えてみたら集中時間が伸びて成績が上がった!
このアドバイスを参考に、受験を控えたお子さんが机と椅子を90度動かし、背中をより安定させ、入り口が見えるようにプチ模様替えをされたんですね。先日「机と椅子の配置を変えたら集中して勉強できるようになったと娘が言っています」という報告がありました。実際に全国模試の成績もすばらしい結果がでたということでした。実際にお部屋を拝見し、椅子に腰掛けてみて空間を味わってみると、眺めている以上に落ち着いて集中できる気分を体験できました。皆さんも向きをいろいろ変えながら座ってみることをおすすめします。とても原始的な実験ですが、集中力が高まる環境設定ができているかを確認することで、多くのメリットを得ることになると思います。

■椅子選びは「相棒選び」。お気に入りのものを選びましょう

お部屋の面積や窓の有無などで、どうしても壁際に机をつけて配置せざるを得ない場合もあるかもしれません。そうした場合は、椅子の背がしっかりしたものを選び、壁に守られているかのようにサポートされている環境に近づけてみます。また、椅子はぜひ本人が選ぶようにするとよいでしょう。上のお子さんは家具屋さんで好きな椅子を選んだのに、下のお子さんにはベビーチェアを代用しているようなケースでは、下のお子さんは勉強机で勉強しなくなってしまったということも。椅子は本人が気に入るものを選択するプロセスも重要だと言えます。自分の学びや仕事の時間に相棒となるのは「椅子」です。相棒選びのつもりで選んでみて!肘置きがあったり、頭のあたりまでサポートがあるような椅子は、背面がしっかりするので集中を手助けしてくれると思います。
当座そのような椅子ではない場合は、ブランケットなどを背面にかけて落ち着きを出すことも可能です。

■机はシンプルなものでも十分!
一方机はというと、フレキシブルに動かせるものがおすすめです。引き出しと机を別々のものにしておくと、お部屋の模様替えにも対応しやすく、落ち着く空間の配置も見つけやすいでしょう。キャスターがついたシンプルな机なら、動かしやすく狭小スペースにも対応しやすいと思います。今はパソコンやタブレット一つで勉強や仕事がどこでもできるようになりました。カフェで勉強している学生たちの風景をみれば、家の中の勉強机も旧来型でなければならない理由はないと思います。

今の自分を高めてくれるものをお部屋の一角にあしらってみて!

勉強部屋や書斎がモノで溢れすぎていると、気が散ったり、情報が多すぎてストレスフルになってしまいます。一方殺風景すぎても、エネルギーがたまらず、豊かな学びにプラスになりません。部屋の中は適度に片付いていて、本などはデコボコがなくすっきり並んでいる状態をめざしましょう。寝具やラグなどは好みのものを選び、個性がしっかり現れるお部屋にするとより味方になると思います。その上で、今の自分を高めてくれるもの、例えば行きたい進路に関連したもの、自分を支えてくれる友の写真、好ましい成果などを美しく飾ってみるのもよいと思います。整った壁などにそうしたシンボルをあしらうことで、より意識との連動が起こりやすくなると思います!

いかがでしたでしょうか。社長室のような机と椅子の配置は自宅ではなかなか思いつかないかもしれませんが、実験してみると「なるほど、このほうがいい感じ!」となりますよ。ぜひヒントにしながら幸せなお部屋づくりを探求してみてくださいね。