ライフスタイル収納ノウハウ

家の不満を解消する風水|収納はたくさんある方が有利か不利か


(フジワラユカ/コンテンポラリー風水コンサルタント)

皆さんは、ご自宅の収納にどのくらい満足していますか?
ある調べによると収納に不満のある人は3人に1人とも言われています。「ものが多くて困る…」「片付けられないことがストレス…」と感じる経験は誰にもあると思いますが、その状態を放置するかしないかで人生の質に差が出ると言っても過言ではありません。
家の不満として常に上位にあがる収納問題。本来なら優先順位は「暮らすスペース>収納するスペース」であるべきはずなのに、収納問題で日々心を疲れさせているとしたら本末転倒です。機能的な生活と心の平穏、その両方を手に入れるための収納のあり方について考えてみましょう。

理想の収納率って何%?

押し入れやクローゼットなど、住宅の総床面積に対する収納面積の比率のことを「収納率」と呼ぶそうです。一般的にマンションでは収納率が8%〜10%、戸建で13%程度が標準とされています。間取り図があれば収納率をざっくり計算できますよ。収納率が低い場合リフォームや住み替えをすることは合理的です。一方、収納率が標準的である場合はどうでしょうか。今以上に収納スペースが必要か考えてみましょう。

収納が多いことのデメリット、わかりますか?

収納が多いと「片付けがラク」「見た目にスッキリする」「余計な家具を買わなくて良い」などメリットはたくさんありますよね。風水の観点でも散らかっている部屋は良いことはありません。片付けやすい部屋になることは大いにメリットがあります。
ではデメリットはどうでしょうか。収納が増えると当たり前ですが「ものが増える」傾向に。自分でコントロールできている範囲であれば問題ありませんが、ものが増えすぎると「どこに何があるかわからなくなる」という状況を招きます。所有するものの量や状態は、あなたを取り巻く「関係性」に作用していきますので、コントロールできなくなった所有物は暮らしの中で負担になるだけでなく、意識の中にも作用し、人生の障害物として社会との関係性や人間関係にも影を落としていく可能性があります。収納スペースは多ければ良いというわけではなく、美しく機能的に所有物を管理できていることが重要です。デメリットとして「収納スペースに高い家賃(またはローン)を支払っている」と回答された方は秀逸です!

家の中でここにあると良い収納ベスト3とは?

全ての部屋に欲しくなるのが収納ですが、重視したいのは3つ、玄関の収納、寝室の収納、リビングの収納です。玄関は美しい氣(エネルギー)の入り口。靴はシュークローゼットに収納し、床面の障害物がない状態に整えておきましょう。次に寝室です。衣類の収納スペースは寝室にあるのが機能的であり、眠る空間では目に入るものが少ない方が快眠を得られやすくなります。その点でクローゼットが備え付けられた居室を寝室にすることが有利です。3つ目はリビングです。団欒スペースとして家族が過ごす空間のため、リビングに収納したいものの種類は多くなります。電化製品、本や書類、衣類、食器、貯蔵品、薬など…。したがって便利に暮らすにはリビングに収納スペースがしっかりあると機能的。収納と飾り棚やテレビ台などが一体になった壁面収納は機能性もありお部屋を美しく整えるためにも役立ちます。

洋服ダンス、置き場所に困っていませんか?

クローゼットはあるけれど洋服ダンスもある、というお宅は案外多くあります。引っ越しによりクローゼットが備え付けの間取りなのにも関わらず、大きな洋服ダンスはそのままというケースです。これは機能の重複。お嫁入り道具など手放せない大事なものは、それをどこにおくかを事前に考えておきましょう。ウォーク・イン・クローゼット内に入れることも一案です。置き場所が定まらない大きな洋服ダンスが使わない小さめの居室に置かれてしまうと、その部屋はかなりの確率で物置と化していきます。こうした部屋は停滞を招きます。クローゼットがあるのに洋服ダンスがあるお宅には、さらに衣装ハンガーが置かれている場合も少なくありません。こうしたケースでは、自分が所有するものを把握できていないという共通点があります。衣類はたくさんあるように見えて活用しているものは一部に過ぎないはず。豊かさと繋がりやすくするためにはこうした状況を改善していく必要があります。所有するものを全て把握し、クローゼット内にアクセスしやすいように収納すること、これが大事。その方法については別の機会にお話ししたいと思います。

いかがでしたでしょうか。
私は社会人になってから8度の引っ越しを経験しています。収納スペースはまちまちでしたが、収納スペースに合わせて所有するものの量をコントロールすることができていたので不満はありませんでした。所有するものの中身と量を観察することは自分の内面を観察することにも実は繋がっていますよ。
(風水コンサルタント フジワラユカ)